王道 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
かつてインドシナの地にアンコールワットやアンコールトムを造営し繁栄を誇ったクメールの王国―“王道”とはそこに存在した道路である。巨万の富を求めて密林の奥深く古寺院を探して分け入るクロードとペルケン。悪疫、瘴気、そして原住民の襲撃。マルロー自身の若き日のインドシナ体験を基に、人間存在と行為の矛盾を追求した不朽の冒険小説。
著者紹介
【アンドレ・マルロー】
1901年(昭和34年)ジョルジュ・アンドレ・マルロー、11月3日、パリ、一八区、ダムレモン街に生まれる。父、フェルナン=ジョルジュ・アンドレ・マルローは実業家。父方の祖父はもと、ダンケルクの回船業者で、市長をしたこともあった。
さいごの恋 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
甘美で貴い「恋」。大人のための至高の恋愛小説。
余命幾ばくもない音楽家の前に現れた生の輝きに溢れたあでやかな美女。人生最後の恋を夢みる男の歓びと哀しみ。『ある夜、クラブで』に続き洗練された筆致で紡ぎ出す大人のための究極の恋愛小説。
内容(「BOOK」データベースより)
海、つまり大海原の音がいま、聞こえてきている。力強い響きを立てて。満潮時の波の音なのだ。風であおられた高い波。それが崩れようとする。まるごと落ちてくる。海のかたまりがどさりと。作曲家ポール。余命を宣告され、妻を離れて、海辺の別荘でただひとり。決行日は今日にしようか、明日にしようかと考えている。それとも、さらにあと少しだけ待つか。残された時間は尽きようとしていた…。
月世界へ行く (新装版) (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
186X年、フロリダ州に造られた巨大な大砲から、アメリカ人とフランス人の乗員3人を乗せた砲弾が打ち上げられた。ここに人類初の月旅行が開始されたのである。だがその行く手には、小天体との衝突、空気の処理、軌道のくるいなど予想外の問題が!19世紀の科学の粋を集めた本書は、その驚くべき予見と巧みなプロットによって、今日いっそう輝きを増すSF史上不朽の名作である。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
江口 清
1909年生まれ、アテネ・フランセ卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
蝿(はえ) (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
あの鳴き声が耳を離れない…忘れることを許さぬ哀しみと畏れの日々。悪夢の世界を描く10篇を収録。
内容(「MARC」データベースより)
批評家たちが「20世紀に書かれた最も戦慄すべき物語」と太鼓判をおし、「蠅男の恐怖」のタイトル名で映画化もされた表題作「蠅」のほか、時と神秘とを扱った珠玉の9編を収録した短篇集。
レ・ミゼラブル〈下〉 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
お互いに深く愛しあっていることを確かめたコゼットとマリユス。強欲の化身テナルディエ夫婦の娘でありながら、無垢な魂を持ち、ひたむきな愛情をマリユスに捧げるエポニーヌ。最愛のコゼットのために、マリユスを命がけでたすけるジャン・ヴァルジャン。1832年にパリの市内でおこった市民による反乱を背景に、これまでの登場人物すべてが、ダイナミックに交錯、物語は大団円をむかえる。『ああ無情』として、あまりにも有名なユーゴーの大作『レ・ミゼラブル』。この作品の主人公は一人ではありません。パリの市民たちがそれぞれの立場で描かれ、読む者に、自由とは?人間の尊厳とは?を強く訴えかけます。小学上級以上向。
内容(「MARC」データベースより)
ジャン=ヴァルジャン、コゼット、ファンチーヌ。「ああ無情」としてあまりに有名なユーゴーの大作「レ・ミゼラブル」の主人公は1人ではありません。貧困と不幸のどん底で屈することなく、懸命に生きた人びとすべてが主人公なのです。
目には目を (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
破産寸前の夫、その若く美しい妻、彼女に恋する中年の資産家とオールドミスの姉、この四人の男女の頭の中には、それぞれ思惑がひそみ、それが運命の糸のようにからみあって、破局へと突き進んで行く……。目には目を、歯には歯を、復讐を許すタリオンの掟が……。名作『わらの女』で一躍脚光を浴びた女流作家の長編第三作!
牝猫 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
人間どうしさながらに意志をかよわせ睦みあう青年アランと愛猫サア。アランの愛のみを待ちうける新妻カミーユの不満は、やがて「第三者」サアに対するいらだちと嫉妬の心にかわってゆく…。20世紀フランス文壇の女王コレット(1873‐1954)が、一匹の牝猫をはさんだ若い新婚男女の微妙な心理を繊細な感覚でとらえた円熟期の代表作。
三十棺桶島 怪盗ルパン 文庫版第11巻 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
見知らぬ土地で少女時代のサインを見つけたベロニク。みちびかれるようにたどりついたサレク島には、死にわかれたはずの父と息子のフランソワが住んでいるという。なつかしいわが子との再会もつかのま、ベロニクに…。三十棺桶島と呼ばれるこの島に、昔からつたわるぶきみな予言。その予言が現実となって、おそろしい悲劇がくりひろげられる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ルブラン,モーリス
フランスの推理作家、1864年生まれ。警察関係の新聞記者のかたわら、1892年夏から小説を書きはじめたが、あまり成功しなかった。1905年、雑誌社の依頼でアルセーヌ・ルパンを主人公とする短編を発表。それをまとめた短編集『怪盗紳士』(1907)で、爆発的人気を博した。1941年没
南 洋一郎
明治26(1893)年1月20日東京府西多摩郡に生まれる。本名池田宜政。青山師範卒業。『懐かしき丁抹の少年』(1926)で少年小説家として出発。『リンカーン物語』(1930)、野口英世等の伝記を池田宣政の名で、『吼える密林』(1933)、『緑の無人島』(1937)などの冒険小説を南洋一郎の名で書いて、多くの少年読者を得た。戦後は『怪盗ルパン全集・全30巻』(ポプラ社)が圧倒的な人気を得た。昭和55(1980)年7月14日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
海洋奇譚集 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
乗組員が跡形もなく消えてしまった幽霊船。死者たちが生き返るとき。船体を波にのまれた船のマストの上で一カ月も生き続けた遭難者たち……。元船乗りという経歴を生かした迫真の描写。フランスを代表するノンフィクション作家が描く、海難事件の証言を元に再構成した、海が舞台の異常な事件の数々。解説・足立倫行
内容(「BOOK」データベースより)
乗組員が跡形もなく消えてしまった幽霊船。死者たちが生き返るとき。船体を波にのまれた船のマストの上で一カ月も生き続けた遭難者たち…。元船乗りという経歴を生かした迫真の描写。フランスを代表するノンフィクション作家が描く、海難事件の証言を元に再構成した、海が舞台の異常な事件の数々。
オペラ座の怪人 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
夜ごと華麗な舞台が繰り広げられるオペラ座。だが、その地下では全く別のドラマが進行していた。幽霊騒ぎを端緒に、続発する奇怪な出来事。恋い慕う歌姫を追って事件に巻き込まれたシャニイ子爵の運命は? 人外境と化したオペラ座の奈落の闇にひそむ幽霊とは何ものなのか? 『黄色い部屋の謎』と並び称される、ルルーの代表的傑作!