殺人交叉点 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
十年前に起きた二重殺人は、単純な事件だったと誰もが信じていました。殺人犯となったボブを熱愛していたルユール夫人でさえ、何も疑わなかったのです。しかし、真犯人は、私なのです。時効寸前に明らかになる驚愕の真相。’72年の本改稿版でフランス・ミステリ批評家賞を受賞した表題作に、ブラックで奇妙な味わいの「連鎖反応」を併録。
内容(「BOOK」データベースより)
十年前に起きた二重殺人事件は、きわめて単純な事件だったと誰もが信じていました。殺人犯となったボブをあれほど愛していたユール夫人でさえ疑うことがなかったのです。しかし、真犯人は私なのです。時効寸前に明らかになる驚愕の真相。’72年の本改稿版でフランス・ミステリ批評家賞を受賞した表題作にブラックで奇妙な味わいの「連鎖反応」を併録。ミステリ・ファン必読の書。
ペギー・スー〈4〉魔法にかけられた動物園 (文庫)
出版社 / 著者からの内容紹介
待望の文庫第4弾!痛快度ますますパワーアップ
砂の恋人セバスチャンの魔法をとくため、世界一きれいな水の湖がある町にやってきたペギーたち。しかしそこは、まるで奇妙な怪物たちの動物園。宇宙から呼び寄せた動物たちが反乱し、ついに町を乗っ取りはじめる?!
内容(「BOOK」データベースより)
ついに悪のお化けを滅ぼしたペギーは、砂の魔法をかけられた恋人セバスチャンを救うため、世界一きれいな水の街アクアリアにやってきた。しかしそこはまるで、奇妙な怪物たちの動物園。巨大な蛇、石を噴く宇宙クジラ、家を焼くドラゴン、生きた携帯電話…宇宙からやってきた彼らは、どうやら地球征服を狙っているらしい!?ペギーと相棒・青い犬の新たな対決がはじまる!待望の文庫第四弾。
脂肪のかたまり (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
30歳のモーパッサン(1850―1893)が彗星のように文壇に躍り出た記念すべき中篇小説.普仏戦争を背景に,人間の愚劣さと醜さに対する憤りを,ユーモアとペーソスをまじえた客観描写で定着させたこの作品は,社会の縮図を見事なまでに描き切った.師フローベールからも絶賛され,その後の作家活動を決定づけた作品.新訳.
内容(「BOOK」データベースより)
30歳のモーパッサンが彗星のように文壇に躍り出た記念すべき短篇小説。普仏戦争を背景に、ブルジョワや貴族や修道女や革命家といった連中と1人の娼婦とを対置し、人間のもつ醜いエゴイズムを痛烈に暴いた。人間社会の縮図を見事に描き切ったこの作品は、師フローベールからも絶賛され、その後の作家活動を決定づけた。新訳。
年をとったワニの話―ショヴォー氏とルノー君のお話集〈1〉 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
数十世紀もの年をへたワニは、故郷を捨ててナイルをくだり、海に出て十二本足のタコと恋仲になるのですが…苦いユーモアにみちた表題作ほか、奇想あふれる全四篇を収録。「二十世紀のラ=フォンテーヌ」ショヴォーが、最愛の息子ルノー君に語ったお話にみずから絵をつけた物語のシリーズ、第一弾。
内容(「MARC」データベースより)
十世紀もの年をへたワニは故郷をすててナイル川を下り、海に出て十二本足のタコと恋仲になるのですが…。にがいユーモアにみちた表題作ほか、奇想あふれる全4篇を収録。再刊。
アモス・ダラゴン〈8〉ペガサスの国 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
ようやく地上に戻ったアモスは、“イカロスの民”の少女、アエリグと出会う。ふたりはたちまち恋に落ちるが、彼女にはある秘密があった…。その頃ベリオンには刺客が現れ、ユプスグランのロリアはとんでもないものを見つけてしまう。不穏になってゆく世界で、仲間たちは再び会えるのか?機知と勇気と友情の大冒険ファンタジー!!
内容(「BOOK」データベースより)
ようやく地上に戻ったアモスは、“イカロスの民”の少女、アエリグと出会う。ふたりはたちまち恋に落ちるが、彼女にはある秘密があった…。その頃ベリオンには刺客が現れ、ユプスグランのロリアはとんでもないものを見つけてしまう。不穏になってゆく世界で、仲間たちは再び会えるのか?機知と勇気と友情の大冒険ファンタジー。
倒錯の罠―女精神科医ヴェラ (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
パリ警察に協力する精神科医ヴェラは、肉体に誰も知らない秘密をかかえている。ある事件現場でやり手のスダン警視に出会い、反発しながらも彼に惹かれていくが、そこに姿なき倒錯者の影が迫る!本邦初紹介の女性作家がノワールの香り豊かに描くサイコ・サスペンス。シリアスな中にもユーモア漂う登場人物たちの描写も魅力。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ブラック,ヴィルジニ
1955年生まれのフランス人女性作家。82年作家デビュー。ノワール、ミステリを得意とする一方、テレビドラマのシナリオライターとしても活躍している
中川 潤一郎
1960年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。フランス文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ネフェルの目覚め―光の石の伝説〈1〉 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
『ラムセス』のクリスチャン・ジャックが描く、古代エジプト秘儀の伝説!
古代エジプトの砂漠の合間に実在した禁断の村、真理の場。王家の墓を建てるため、守り続けられた秘宝「光の石」をめぐり、男たちの野望が新たな伝説を生んだ--壮大なスペクタクルが幕を明ける、待望の第1巻。
内容(「BOOK」データベースより)
ラムセス大王の治世により平和を謳歌するエジプトの奥深く、砂漠の山間に、一握りの選ばれし者だけが住む、閉ざされた禁断の村“真理の場”が存在した。五百年もの間、神聖なるファラオの墓所の建設を続け、大麦を金に、物質を光に変える力を持つというエジプトの秘宝“光の石”を守り通してきたこの村に、変化を迫る波がじわじわと押し寄せていた―。村の存続に野心を燃やす若者、秘宝と権力を我がものにせんと企む者…それぞれの野望が渦巻く“真理の場”を舞台に、今、壮大なエジプトの伝説が繰り広げられる。
タラ・ダンカン〈3〉魔法の王杖〈上〉 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
リスベス女帝がしかけた“虚構の戦争”で、タラの仲間はつぎつぎに倒れていった。激しい怒りにかられたタラは、全力で魔術を放ち、そのせいで完全に記憶を失ってしまう。記憶を取りもどすために行ったオモワ帝国で、タラは女帝の後継者になることを受け入れ、“世継ぎ修業”を始める。図書館での殺人事件、母親セレナの恋など、物語は急展開する。
内容(「MARC」データベースより)
「タラをひとりにしない! 私、あなたのそばに残るわ!」 孤立したタラを支える仲間たち。青春の初々しい恋と友情がひびきあう! フランスで人気のファンタジーシリーズ第3弾。
年をとったワニの話―ショヴォー氏とルノー君のお話集〈1〉 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
数十世紀もの年をへたワニは、故郷を捨ててナイルをくだり、海に出て十二本足のタコと恋仲になるのですが…苦いユーモアにみちた表題作ほか、奇想あふれる全四篇を収録。「二十世紀のラ=フォンテーヌ」ショヴォーが、最愛の息子ルノー君に語ったお話にみずから絵をつけた物語のシリーズ、第一弾。
内容(「MARC」データベースより)
十世紀もの年をへたワニは故郷をすててナイル川を下り、海に出て十二本足のタコと恋仲になるのですが…。にがいユーモアにみちた表題作ほか、奇想あふれる全4篇を収録。再刊。
悪童日記 (文庫)
Amazon.co.jp
ハンガリー生まれのアゴタ・クリストフは幼少期を第二次大戦の戦禍の中で過ごし、1956年には社会主義国家となった母国を捨てて西側に亡命している。生い立ちがヨーロッパ現代史そのものを体現している女性である。彼女の処女小説である本作品も、ひとまずは東欧の現代史に照らして読めるが、全体のテイストは歴史小説というよりはむしろエンターテインメント性の強い「寓話」に近い。
そもそもこの小説には人名や地名はおろか、固有名詞はいっさい登場しない。語り手は双子の兄弟「ぼくら」である。戦禍を逃れ、祖母に預けられた「ぼくら」は、孤立無援の状況の中で、生き抜くための術を一から習得し、独学で教育を身につけ、そして目に映った事実のみを「日記」に記していく。彼等の壮絶なサバイバル日記がこの小説なのである。肉親の死に直面しても動じることなく、時には殺人をも犯すこの兄弟はまさに怪物であるが、少年から「少年らしさ」の一切を削ぎ落とすことで、作者は極めて純度の高い人間性のエッセンスを抽出することに成功している。彼らの目を通して、余計な情報を極力排し、朴訥(ぼくとつ)な言葉で書かれた描写は、戦争のもたらす狂気の本質を強く露呈する。
凝りに凝ったスタイル、それでいて読みやすく、先の見えない展開、さらに奥底にはヨーロッパの歴史の重みをうかがわせる、と実に多彩な悦びを与えてくれる作品である。続編の『証拠』『第三の嘘』も本作に劣らない傑作である。(三木秀則)
内容(「BOOK」データベースより)
戦争が激しさを増し、双子の「ぼくら」は、小さな町に住むおばあちゃんのもとへ疎開した。その日から、ぼくらの過酷な日々が始まった。人間の醜さや哀しさ、世の不条理―非情な現実を目にするたびに、ぼくらはそれを克明に日記にしるす。戦争が暗い影を落とすなか、ぼくらはしたたかに生き抜いていく。人間の真実をえぐる圧倒的筆力で読書界に感動の嵐を巻き起こした、ハンガリー生まれの女性亡命作家の衝撃の処女作。